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ここは元々​高低差が7mもある竹林だった場所。

竹と木に囲われる斜面に建つこのお住まいは、

竹を伐採し土地を開拓するところから始まった。

斜面に沿ってスキップフロアにすることも考えたが

将来的な暮らしやすさを考慮し、

斜面を一部削ってフラットな場所を作り、

そこに2階建ての木造の家を建てた。

リビングの上にある大きな窓からは

南の光が降り注ぎ、家全体を明るく照らす。

大きな吹き抜けによって

広くワンルームのような空間でありながらも、​

家の中にサービスヤードとなる裏動線を設けることで、

家の中にある多くの物や備品はそこに収納出来るようにし、

また裏動線から家事動線へとつながることで

機能的で暮らしやすいプランとなっている。

ご友人達が集まることの多いこの家は、

テーブルを囲んで食事を楽しむ人、

すぐ横のデッキテラスでBBQをする人、

庭に植えた楓やジューンベリーの木の下で

走り回って遊ぶ子供達、

和室でおもちゃで遊ぶ子供達、

2階の部屋でゆっくり過ごす人…

それぞれが違う場所で時間を過ごしていても、

不思議と感覚的には同じ空間にいるような安心感がある。

それはどの空間もこの大きな吹き抜けのあるリビング

からポコっと飛び出たような空間だから。

居室やテラスはあくまでも

リビングの形を変えた空間なのである。

これからも沢山のご友人達がこの家を訪れ、

楽しい時間を紡いでいって欲しい。

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