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恵那の大自然溢れる高台に建つお住まい。
目の前には美しい山が広がり、春になれば若葉が芽吹き
新緑が過ぎた夏頃には山は一層深い緑となる。
そして美しい紅葉の季節を迎え、
落葉すればたちまち静寂に包まれ冬は雪景色へと変わる。
そんな景色を毎日眺めて楽しむための贅沢な家を設計した。
敷地に建って、ここからの景色が一番良いと思う場所を
リビングに決めてそこから計画を始めた。
リビングの大開口から見える景色は、
家の中に溶け込み空間を支配していく。
深く出した軒と縁側がより一層、内と外の境界を曖昧にし
外の自然へ空間が連続していく。
また、構造材や仕上げ材で使った木は全て地元岐阜産の木を使用し、
「地産地消」という考えを取り入れたのは、
生産者の顔が見れて、また生まれ育った地元に貢献したいという
お施主さんの強い思いから実現したことだった。
日本の素晴らしい木で作られた家。
毎日奥さんはキッチンで料理をしながら景色を眺め、
旦那さんはソファで寛ぎながら季節の移ろいを楽しむ。
3人の小さな子供たちは
家の中で好きな居場所を見つけたりしながら、
それぞれがこの風景と共に時間を紡いでいって欲しい。
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