熱田の家
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ガルバの外壁・ガルバの屋根
南北が狭い敷地でも日当たりの良いリビングで…
幹線道路から少し入り昔ながら街並みが残るこの地域は
建て替えされることなく守られきたため
建物が密集し狭い道路が続きます。
必要諸室をとると1Fリビングに光を取り込めないため
2階LDKプランを計画致しました。

愛知県名古屋市 2015年完成
敷地面積:89.96㎡ (27.21坪)
建築面積:53.92㎡ (16.31坪)
延床面積:100.74㎡ (30.47坪)
構造・規模:木造2階建
家族構成:夫婦+子供2人
第二子誕生に合わせて
比較的早めのスケジュールですすめられた熱田の家
解体して新築か
リノベーションとするか
まずはこの2つが天秤にかけられ
『それでは2つとも検討しちゃいましょう』
ということに

リノベーションの場合
住むことはできる家ですので
既存をどれだけ活かせるかが勝負。
1階リビング + 水回りだった旧家は
当然まっくらでしたので
構造建築家の方に相談しつつ
中庭をつくって光を取り込む計画とし
必要最低限の解体でご要望を網羅しましたが
結果は新築とリノベーションの差額
100万円。
『新築にします!』と即答されました。


27坪という敷地で4LDK+駐車場
厳しい条件ではありましたが
北側に所有者不明の旧農道があって
南側の御宅もたまたま塀がなくて
そのおかげで
建蔽率の限界に挑戦することができ
無事に
棟上げすることができました。


熱田の家では
『Jパネル』といって
国産の杉で厚さ12mmの板を
3枚重ねたパネルを採用しています。


このパネルを柱と柱の間に
差し込むことよって
耐力壁になり
そのまま仕上材としても使えるという
優れものです。

上棟が終わると
急に家になりますので
まだ窓が付いていないとは言え
室内への光の入り方をここで初めて体感できます。
ご要望の1つ
明るいリビングも
『正直もっと全然暗いの覚悟してました!良いですね!』
と満足していただくことができました。

空間が見えると
狭い賃貸から解放されるべく
早く引っ越したい願望が
急に芽生えるのが通例で

奥さんのお腹が大きくなるにつれ
見えてるようで見えないプレッシャーにより
現場には若干の焦燥感がありましたが

工程管理のしっかりした監督さんと
工程をずらさない大工さんとの連携で


断熱工事も石膏ボード貼りも順調に進み
天井のベニヤ板も3mmのすき間をあけて
綺麗に貼ってくれました。

大工工事の
最後のお仕事は
オーダーキッチンの手元隠しです。
無垢の板につくった料理をおいてから
配膳したいということで
大きすぎず、分厚すぎず、耳(ノタ)が残っていることを条件に
いつもお世話になっている
無垢板コレクター
材木屋さんの会長のもとへ。

御歳八十の会長さんですが
まだまだ現役で
何十kgあるか分からない無垢板を
ひょいひょいかき分けて
何百枚あるか分からないコレクションの中から
条件にあった板を
颯爽と出してきてくれます。


食器をぶつけても
簡単には凹まないこと
壁の面材が
ピンクラワンの無色塗装でしたので
色味を合わせるために
『栃の木』
に致しました。

カウンターが立ち上がると
ラワンで造ったオーダーキッチンが搬入され
仕上げ工事が畳み掛けます。

造作の木製建具が入り


沖縄の月桃紙と鳥取のJパネルも
相性良く
優しさをかもし出していて

足場が取れると
ガルバの塊が姿を現し
駐車場のコンクリートを打って完成です。

新しい家族と新しい住まいが生まれました。