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広島建築旅




今年のGWはずっと行きたかった広島へ建築を見に行きました。


まずは宮島・厳島神社。


あの安藤忠雄が世界で一番好きな建築に上げていて、それはもう再び行くしかないとGW激混み覚悟でいざ出発。

前日入りして朝一番のフェリーで行ったこともあり混む前にゆっくり回廊を歩きながら拝観することが出来て、

朝の静けさと厳島神社の海に浮かぶ美しい姿がとても幻想的でした。


背景に広がる霊山・弥山、海に浮かび時間と共に潮の満ち引きで姿を変える厳島神社。

これぞ究極の自然建築。

日本人だからこそ、この建築が生まれたであろう歴史に思いを馳せます。


余談ですが、海にそびえ立つあの有名な鳥居、海底に埋まっているかと思っていましたが

ただ置いてあるだけなんだそう。自重で建っているだけ、すごいです。


さあ次なる目的地はサポーズが設計したONOMICHI U2です。


こちらはサイクリングでとても有名、

島々を繋ぐしまなみ街道がサイクリングコースになっているので

U2にも沢山のサイクリストが賑わっていました。

建物は古い倉庫をコンバージョンした施設で既存の建物を出来るだけ残しながら、

新しく蘇った空間はとても魅力的。

美味しいコーヒーを海風にあたりながら頂き、テラスで一休み。


お次は尾道にある千光寺公園へ。


まずはPEAK。

こちらも建築家青木淳らが設計した展望台でスロープがうねっとしていて面白い。


そしてそこからすぐ近くにある安藤忠雄設計の尾道市立美術館。

階段が面白い位置にあって動線計画もそれにより飽きさせないような計画になっていて・・・

この辺りから下の息子がぐずり始めます。

そう、建築なんて我が子は興味ないのです。

まだ見たい気持ちをぐっと抑えつつ、次の目的地千光寺へ。


ここは尾道港を一望する大宝山の中腹に建っているお寺。

坂道や細い路地が多く、岩をくぐり抜けたりと歩いているだけで楽しい。

途中`くさり山'という岩が積み重なった名所があり、

かつてその岩に登って上までいくことが修行とされていたそうで、見上げるとまあまあ高いし垂直。

と思っていたら息子、既に列に並んでおる。

ということで家族で登ることになったのですが、途中私は腰の危険を感じて身を引きました。


そして尾道最後はインドの建築集団スタジオムンバイが手がけた「LOG」。

しかし先ほどの岩登りに随分と時間を取られてしまい、時間が無く断念!

またいつか行ってみたいです。


翌日は丹下健三設計の広島平和記念資料館へ。

ピロティ空間が美しいモダニズム建築。

また平和記念資料館と原爆ドームを結ぶ軸線上にはイサムノグチがデザインした慰霊碑が。

他にも様々なアーティストのアート作品が点在していて、

ランドスケープ全体がとても興味深いものでした。


そして広島の締めくくりは「神勝寺 禅と庭のミュージアム」へ。

藤森照信設計の松堂があったり、アートパビリオン「洸庭」(※上の写真の建物)が有名ですが、

それ以外にも敷地内に茶室やお堂などが沢山建っていて、

食事する場所があったり貸切の浴室があったりと見所沢山。

庭園も美しく手入れが行き届いていて、

GWにも関わらず人も少なく、凛としていてとても気持ちの良い場所です。


この旅で食べた広島焼き、尾道らーめんも美味しかった!

帰りの車は渋滞で名古屋まで8時間もかかり大変でしたがとても刺激のある旅でした。


2024.5.7 ando.Y

















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