簡単と大変

『簡単』を辞書でひけば

1.物事が大雑把で単純なこと。

2.時間や手数がかからないこと。

と出ます。

科学技術が進歩して

身の回りのいろいろなことが簡単になってきて

浮いた時間でより多くのことができるようになりました。

便利なことが増えてきて、

新しいこともどんどん知ることができて

変化に富んだ毎日ではあるものの

深い人生を歩んでいるかといえば、そうでもない気がします。

わたくしは建築を生業としておりますが

こと、建築においては、『簡単』につくれるということが

未来を良くするかと言えば、そうとも言い切れないのです。

日本の方々も、海外の方々でも

日本のすごい建築を見たいとなれば

真っ先に京都方面に向かわれます。

そこには

プライドに満ちた

『日本の職人さんたる仕事』があるからです。

良いものをつくるには、多くの時間が必要で

良いものをつくろうとする、作り手さんが必要です。

未来の方々に、胸を張ってお見せできるような良いものを

つくっていかなくてはと思い

作り手さんとお話をしながら図面を書く日々を送っております。

大変と辞書でひけば

苦労が並々でないことと出ます。

苦労が並々でない住宅を作り続けることが

微力ながら、日本のお子様達に夢を与えられると信じております。

我が子に自分の仕事を見せる機会があるならば

『これが父ちゃんのやった簡単な仕事だぞ!』

というよりは

『これが父ちゃんのやった大変な仕事だぞ!』

と言いたい。

志の高い、若い職人さんが増えるためには

動機となるものが必要で

『こんなもの』を自分の手で作ってみたい!と思ってもらえるような

『こんなもの』を大人が見せてあげなくてはなりません。

用事もないのに現場に出向き

限界までプランに妥協せず

もがき、苦しんできましたが

少しずつ

同じ考えをお持ちの方々が身の周りに増えてきていることを

肌で感じておりますので

お尻を叩かれながら

突き進んでいこうと思います。

建築は、人に夢を与え、元気にし、人と人をつなぐ

そうゆうもんだと思う今日この頃、

一年半振りのブログ更新となりました。

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